運動後に起こる筋肉痛はなぜ起こるか?
私なりの見解で説明させていただきます。
まず、筋肉とは細い繊維の束でできており、『縮む』のが仕事です。
筋肉に力を入れるということは、筋肉を縮ませるということです。
筋肉はほとんどが、骨から骨に付着しており、筋肉が縮むことにより、骨を動かすことになります。
筋肉を使うと
骨が動く→関節が動く→運動がおこる
ということになります。
運動や筋トレなどの際に、体を動かすために筋肉を使います。
この時の筋肉にかかる負担は通常生活しているよりも大きな負担がかかり、筋肉の繊維に細かい傷がつきます。肉離れとは違い細かい断裂です。
普段あまり強く使っていない筋肉は、強く引き伸ばされたり、強く力を入れるとこの細かい傷がつきやすいです。
この細かい傷が修復される過程で炎症反応が生じ痛みを発生させると考えられています。
運動に慣れてくる、筋力がついてくることにより、筋肉が引き伸ばされることや強い力に耐えられるようになってくると傷がつきにくくなり、筋肉痛が起こらなくなります。
ある程度の年齢になってくると、
『運動して、筋肉痛が2日後、3日後にくる』という話を聞いたことがあるかと思います。
残念な話ですが、これは年齢により代謝が下がり、筋肉についた細かい傷を修復するにに時間がかかっているからです。
子供などは、早ければ運動したその日に筋肉痛が起こることも珍しくありませんが、
普段運動をしない大人であれば、運動後2日後、3日後から始まり、数日かかることもあります。
修復過程で起こる筋肉痛ですから、早く修復させてあげることで筋肉痛は早く治ります。
・痛い筋肉のストレッチ
・マッサージ
・栄養を取る(主にたんぱく質)
・入浴など体を温める
・しっかりと睡眠をとる
など、当たり前のことかもしれませんが、筋肉痛が起こる理屈を理解していると対策もイメージがわくと思います。